口の立つやつが勝つってことでいいのか 頭木弘樹 青土社
・心理学に好印象を受けた本
・人間の言動を深く知れる本
・人生を豊かにしてくれる本
・文学がおもしろいと思える本
頭木弘樹
文学紹介者。大学3年の20歳の時に難病(潰瘍性大腸炎)にかかり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いになった経験から「絶望名人カフカの人生論」を編訳。他にも多数の著書がある。
なぜ選んだのか
エッセイにあったこの本は、タイトルが魅力的。この世の中の「良い」とされていることを否定するようなタイトルにひかれてこの本を手に取った。頭木弘樹さんの紹介では、文学紹介者とある。文学についても少し興味があったためこの本を選んだ。
素敵な言葉
死んだ人の意見がぜひとも聞きたい。
頭木弘樹
この本をよんでとても素敵だと感じた言葉。特に、P246、247は見開きでとても素敵なページだった。死んだ人の意見を聞くことができないのが当然。そうなると、その言葉は誰にも聞くことができない。当たり前のことだけど、死んだ人の意見があればもっと生きやすい世界があったのかも。
口の立つやつが勝つってことでいいのかを読んで
心理学系の本を読むのは、初めての経験だった。難しいイメージもあったけど、とても魅力的な本でもあると感じた。共感できる言動もあって親近感も感じた。素敵な言葉もたくさん見つけることができた。エッセイはとても面白いものだと改めて感じる一冊だった。
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